平成22年度夏季企画展

 
夏季企画展:“与謝野夫妻絲原家来遊80周年記念”
           『晶子の詠んだ山陰路
 
 
 
  与謝野夫妻は、昭和5年(1930)5月23日から6月2日の11日間、鳥取砂丘・玉造温泉・奥出雲絲原家、鬼の舌震・出雲大社・日御碕・松江市内・美保関・地蔵崎・皆生温泉・大山、安養寺・三朝温泉等の名所旧跡を吟行旅行した。この旅の案内役は、夫妻の弟子で絲原家の縁戚の松江市住の三島祥道であった。旅の途次の5/26玉造温泉を出発、車で2時間かけ絲原家を訪れ、主人の歓待を受けた後、番頭の案内で近くの景勝地“鬼の舌震”を訪れ多くの歌を詠んだ。

   今回の展示は、こうした絲原家・鬼の舌震で詠んだ歌の幅を始め、松江市内・松江大橋・出雲大社・地蔵崎の歌幅及び、寛還暦記念の夫妻の歌幅など合計20幅と、歌貼合小屏風、晶子が詠んだ歌を吹き込んだレコード(視聴可)、祥道が贈られた『山陰旅行』の歌帖“碧雲抄”(へきうんしょう)、晶子が命名した茶杓(ちゃしゃく)、晶子の歌入りの菓子鉢、晶子愛用の灰皿他と夫妻の生活状態が知れる(決して裕福ではなかった)初公開の書簡、夫妻を迎えた時、絲原家で饗応した膳部の道具など合わせて約50点を展示しています。

 この他、夏の茶道具約20点及び夏の浴衣・惟子などの衣類、ガラス調度等も合わせて展示しています。

 

絲原記念館案内図