平成30年6月15日(金)、国の文化審議会より、絲原氏庭園を新たに国の登録記念物(名勝地関係)に指定するよう答申が出されました。
山々を借景とした絲原家の庭園は全庭1,188㎡(約360坪)の中に72㎡(約22坪)の池泉を有する池泉回遊式の出雲流庭園です。
...この場所は元はたたらの原料の砂鉄を採取した跡地で、江戸時代末年頃から築庭にかかり、約50年後の明治時代中頃に完成したものです。大正末期の主屋新築の際に庭園を整備され、その主要な部分が現在まで残っています。
庭園の特徴は書院前の飛び石組手法(細長い短冊石と丸い石の組み合わせ)にあります。出雲地方の特色ある意匠や植裁が確認され、その価値が明らかになったことから登録が行われました。
四季の移ろいも美しい、絲原家の庭園へぜひお立ち寄りくださいませ。